【お茶の総合ランキング】これが本当におすすめしたいお茶!

■これが本当におすすめ!健康茶ランキング

1位 桑の葉茶 70点
2位 杜仲茶 47点
3位 モリンガ茶 41点
4位 ルイボスティー 31点
5位 アキノワスレグサ茶 30点
6位 ハトムギ茶 27点
7位 ギャバロン茶 25点
7位 稲茶 25点

<評価方法> このサイトでは消費者の目線から、数多ある健康茶をリサーチし、本当に効果効能があるお茶を見つけるため、科学的根拠のあるものを選りすぐってご紹介してきました。ただし、根拠となる研究データが閲覧可能で、日本語表記なもの、お茶がある程度広く知られており、入手が困難でないものが中心となっています。それら条件のもと、当ホームページでご紹介した美容・健康の16分野のお茶の中で、各順位ごとに点数を加点。複数の分野で高い効能を持つお茶を、総合ランキングとして順位付けしました。
(1位=15点、2位=10点、3位=5点、その他のお茶=1点)

お茶ランキングの総評

配点評価の結果、なんと6分野で上位を獲得という多数の効能を発揮する「桑茶」が圧倒的差をつけて第1位になりました。桑茶は美容面でも健康面でもからだにいいお茶であると、様々な検証実験で証明されています。また妊婦さんや子供でも安心して飲めるなど、老若男女問わずおすすめしたいお茶です。
第2位の杜仲茶は、高血圧の方向けなど、知る人ぞ知るお茶。アンチエイジングにも効果があるなど、特に高齢の方におすすめです。
第3位のモリンガは、最近有名になったスーパーフードの一種。とにかく栄養成が多様で豊富です。原来種はフィリピンのイリノイ州で、今は日本でも九州地域をメインとした南部で栽培されています。粉末で飲むことが多いお茶ですが、茶葉の抽出で飲むこともできます。
第4位のルイボスティーは、日本でも知名度が高いハーブティー。アンチエイジングなど3分野でランクイン。味も美味しく飲みやすいだけでなく効果効能が高いのが魅力ですね。
その他、3~8位は2つ以上の効能の高い分野のあるお茶で、栄養豊富なモリンガ茶、リラックスや疲労回復に強いアキノワスレグサ茶など、実は科学的な効果が認められているものが数多くあることが分かりました。(9位以下は多数のため、割愛しております)

ランキングTOP8のお茶のご紹介

●総合ランキング1位 桑の葉茶

特徴:

桑の葉茶に利用される桑は中国や日本に生育するクワ科の落葉高木で、蚕の飼料として有名です。桑は昔から「不老長寿の妙薬」として知られ、葉には豊富な栄養素や有効成分が含まれているため、様々な効能を持っています。桑の葉をちぎると、乳白色のネバネバとした液体が糸を引きます。この桑の葉の白いネバネバの液の中に、1-デオキシノジリマイシン(DNJ)などの重要成分が含まれています。特に、2018年に学会で実証試験データが発表されている沖縄の「琉球しまぐわ」という特許品種(沖縄行政の特許)が最も栄養価が高い分類で、効果も非常に高いことが試験で実証されているので、おすすめです。この「琉球しまぐわ」というブランド品種は、沖縄行政が10年以上の品種改良を行っており、葉っぱが一般的な品種に比べて約3倍の大きさを誇ります。桑の葉茶は、味は香ばしく、ほのかな甘みがあり、飲みやすいのも嬉しいところ。老若男女におすすめしたいお茶です。

効能:

効能 有効成分 研究データ
ダイエット(2位) 1-デオキシノジリマイシン(DNJ) 健常者15名を対象に、4週間の桑の葉の摂取で、体脂肪率が有意に低下。
便秘解消(1位) 食物繊維
1-デオキシノジリマイシン(DNJ)
健常者50名を対象に、4週間の桑のは摂取で、排便回数が有意に上昇。
糖尿病予防(1位) 1-デオキシノジリマイシン(DNJ) 糖尿病予備軍10名に4週間、桑葉を食前食後に摂取させたところ、有意に空腹時血糖値が低下した。
野菜不足解消(2位) ビタミン類、ミネラル類、食物繊維他 日本人の20歳以上女性で栄養素が一日に不足している量を桑葉粉末2g摂ることで補給可能。
妊婦さん向け(1位) 葉酸、カルシウム、鉄分、亜鉛 葉酸は胎児の障害発生リスクを下げる、カルシウムは胎児のからだを作る、鉄分は酸素や栄養素を届けるなど
疲労回復(3位) ビタミンB1、B2、ビタミンC、カルシウム など ビタミンB1・B2は、糖質からエネルギーを作る代謝を促進・サポートするため、疲労回復に効果的

<各自で優良商品または商品サイトを探そう!>

ご要望コメントを多く受けることから、第1位の桑の葉にご興味をもたれた方へ紹介しているサイトとして、「桑茶の品種別のメリット・デメリットについて非常に有用情報が豊富」で我々も勉強になった他サイト『桑の葉茶品種・商品42種比較サイト』も一度よろしければご参考ください。他の桑茶サイトよりも圧倒的に情報力が高いため評価しました。皆様ご自身も、他のサイトとも色々比較して調べてみてください。個別おすすめ商品(とくに1位の桑の葉茶)の紹介・掲載・調査の依頼をいくらか受けておりますが、恐縮ながら、本サイトでは個別商品の紹介はいたしかねますので、各位にて、このような優良サイトを複数探して比較して商品知識を得ていただければ幸いです。

●総合ランキング2位 杜仲茶

特徴:

杜仲は中国では4千年以上も前から生薬として利用されてきた落葉高木です。日本では現在、主に薬用として栽培されています。杜仲の葉をちぎると、桑の葉と同じ様に、乳白色のネバネバとした液体が糸を引きます。そのなかにグッタペルカなどの有効成分や栄養分が含まれており、これらが体に様々な効能をもたらします。お茶には独特の風味と少し苦みのある味が特徴です。

効能:

効能 有効成分 研究データ
血圧を下げる(2位) ゲニポシド酸(杜仲葉配糖体) 、グッタペルカ 内臓脂肪100㎠以上の人に杜仲葉エキスを2か月間摂取させたところ、体重および内臓脂肪が有意に低下した。(代謝UPの試験も別にあり)
アンチエイジング(2位) ゲニポシド酸 杜仲茶の浸出液をAAPHラジカル消去能にて評価した結果、高い抗酸化活性を示した。
コレステロールを下げる(3位) ゲニポシド酸 ラットに2週間、杜仲葉水抽出エキスを与えたところ、肝臓中のコレステロールが有意に著しく低下した。
がんを予防する(3位) ユーコミシンA 一部の品種で、人工ヒトがん幹細胞に対し、細胞増殖および自己複製能に対する阻害活性をもつ成分であることが発見された。

●総合ランキング3位 モリンガ茶

特徴:

「ミラクルツリー(奇跡の木)」と呼ばれるモリンガは、インド、東南アジア、アフリカ等で伝統医学として利用されてきた生薬。その葉にはビタミン、ミネラル、タンパク質が豊富に含まれ、WHO(世界保健機関)によって、数十年前からソマリアやインドなど途上国の栄養問題改善のためにも使われています。

効能:

効能 有効成分 研究データ
野菜不足解消(1位) ビタミンA、B1、B2、C、E、タンパク質、カルシウム、鉄分、カリウム、ポリフェノールなど モリンガには特定野菜の何倍ものビタミン、ミネラル、乳製品など特定食品の数倍のタンパク質などを含む
疲労回復(2位) アミノ酸、ビタミンC モリンガの成分計測では、モリンガは必須アミノ酸9種類をすべて含み、特に筋肉疲労・消耗を防ぐBCAAも含有
妊婦さん向け(2位) タンパク質、カルシウム、鉄分 たんぱく質は胎児の体をつくる、カルシウムは骨や歯を作る、鉄分は酸素や栄養素を届ける機能を持つ。

●総合ランキング4位 ルイボスティー

特徴

日本でも有名なルイボスティー。ルイボスは南アフリカのセダルバーグ山脈地方の高地のみに自生する針葉樹で、昼夜の気温差30℃以上ある過酷な環境に耐えて育ちます。そのため、地下に深く根を伸ばし、地中から吸いあげた、豊富なミネラル成分がルイボスの特徴です。その葉から作られるお茶は、現地で「不老長寿のお茶」と言われています。

効能:

効能 有効成分 研究データ
アンチエイジング(1位) SOD様物質、ケルセチン 茶葉から出したルイボスティーをリノール酸モデル系で検討したところ、強い抗酸化を示した。
花粉症改善(2位) ケルセチン 花粉症の症状の原因となるヒスタミンを発生させた試験管に、ルイボスティーを添加。結果、添加量に比例して、ヒスタミンが減少した。
妊婦さん向け(3位) カルシウム、亜鉛、鉄分、フラボノイド カルシウムは、胎児の骨や歯を作る、鉄分は胎児に酸素や栄養素を届ける、亜鉛は胎児の中枢神経系の発達に大切な栄養素であるなど

●総合ランキング5位 アキノワスレグサ茶

特徴:

アキノワスレグサは、九州、沖縄、台湾を原産とするユリ科の多年生葉野菜です。このお茶が琉球王朝の王族が寝付けないときに愛飲していたとされ、現在は睡眠サプリの原料として使われるほどの安眠効果を持つ成分が注目されています。

効能:

効能 有効成分 研究データ
リラックスして眠る(1位) トリプトファン、チロシン 在宅単回試食モニターにワスレグサの濃縮液を摂取してもらったところ、平均42分の睡眠時間が延長した。
疲労回復(1位) トリプトファン、チロシン 被験者の強制水泳処置後にアキノワスレグサ濃縮液を摂取させたところ、有意に疲労を回復させる効果が見られた。

●総合ランキング6位 ハトムギ茶

特徴:

ハトムギは「穀物の王様」と呼ばれ、タンパク質を多く含み、ビタミンB1、B2が白米の2~3倍もあるのが特徴。昔から「肌をなめらかにする」と言われており、イボ治療の民間薬としても有名です。

効能:

効能 有効成分 研究データ
美容・美肌(2位) コイクセラノイド、ビタミンB1・B2 ハトムギエキスの顆粒タイプを男女10名が8週間摂取したところ、肌内部反射光が有意に増加するなど肌の透明度が有意にアップした。
コレステロールを下げる(2位) メチオニン ラットにハトムギを投与する実験で、ハトムギ子実にはコレステロール吸収阻害効果があることを認めた。
がんの予防(3位) コイクセラノイド ハトムギの熱水抽出物で、ヒト由来の癌細胞の増殖抑制試験を実施したところ、抗腫瘍活性の作用が認められた。

●総合ランキング7位 ギャバロン茶

特徴:

ギャバロン茶は1986年に農林水産省の茶葉試験場で、緑茶の生葉を新鮮に保つための研究中に、偶然誕生した高機能のお茶です。通常の緑茶の10倍近いGABA(ギャバ)が含まれており、緑茶の有効成分に加えて、GABAの作用が様々な効能をもたらします。

効能:

効能 有効成分 研究データ
血圧を下げる(1位) GABA(ギャバ) 高血圧患者13名(薬剤未使用)にギャバロン茶を1日3回飲用させたところ、半数以上に血圧の下降が見られた。
リラックスして眠る(3位) GABA(ギャバ) 男女8名にGABAを摂取させ、脳波を測定したところ、入眠の早さ、深い眠り、熟睡度が上昇した。

●総合ランキング7位 稲茶

特徴:

稲茶とは、稲穂(=籾がらつきの玄米)をお茶にしたもの。通常、玄米とは籾がらを除去して精白していないお米。玄米茶と呼ばれるものは、お茶の葉から作られた番茶・煎茶に、炒った玄米をほぼ同量で加えたもの。それに対し、稲茶は栄養素の高い籾もそのままで、より稲そのままに近い状態のものを煎じてお茶にしています。

効能:

効能 有効成分 研究データ
美容・美肌(1位) ケイ素 骨芽細胞を用いた実験で、ケイ素濃度が高まるとのコラーゲンタイプ1(肌の土台)の合成量が約70%増加。
冷え性改善(3位) 玄米ポリフェノール 通常の玄米の15倍の玄米ポリフェノールが含まれている。代謝UP・血行UPなどに良い。

<最後に>

当サイトのお茶の調査は、独自方針の「公開済みエビデンス重視」をモットーとして、実際に試験結果が公表されていたり、検査分析データが公開されていることを重視して、オリジナルの採点評価を行っております。そのため、一般的に巷で言われる健康茶とは少し違うな、という感覚を受けられるかもしれません。また、公開されているデータ・情報でも日々刷新されていく時代なので、当サイトは参考のひとつとしていただき、いろいろなお茶サイトや文献でお調べいただければ、と思います。