花粉症におすすめのお茶!ベスト3&全種紹介

■花粉症を何とかしたい!お茶習慣で症状改善! 8

暖かい春の季節に、かゆみ・くしゃみ・鼻水・鼻づまりなど、つらい症状が続く花粉症。なんとかしたいですよね。そもそも私たちの体には、健康を保つために免疫機能が備わっています。その免疫機能が、本来守るべき外敵(抗原)ではなく、花粉に対して過剰に反応してしまうのが花粉症。健康茶には花粉症というアレルギーそのものを治療する効果はありませんが、花粉症によって引き起こされるかゆみや鼻水などの症状を和らげる「シアニジン」「ルテオリン」などの有効成分を持つものがあります。つらい症状が出る前・出た後でも、毎日飲み続けることで、症状緩和を助けてくれるはずですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

■花粉症に効果あり!おすすめのお茶 ベスト3

1位 甜茶

◎特徴:

甜茶は中国南西部に自生するバラ科の植物「テンヨウケンコウシ」を原料としたお茶。中国では薬効のあるお茶として知られるほか、砂糖の75倍の甘さを持つ成分が含まれており、非常に甘いのも特徴。

◎花粉症への有効成分:

甜茶ポリフェノール

◎有効成分の作用:

甜茶ポリフェノールは、かゆみ・くしゃみ・鼻水などの誘因物質であるヒスタミンの過剰分泌を抑える作用があり、これが花粉症などのアレルギーの症状を緩和する効果があることが分かっています。

◎研究データ:

スギ花粉症の症状を有する15歳以上の患者を対象に、
・初期投与群(花粉飛散前2週間以上~発症後2週間以上)
・発症後投与群(発症後2週間以上)
の2つのグループに分け、甜茶ポリフェノール含量を高めた甜茶抽出物40mgを含有する甜茶飲料を、1日2回朝夕投与しました。
2週間ごとにくしゃみ発作、鼻水、鼻づまり、鼻粘膜の諸症状、眼のかゆみ、涙、日常生活支障度の程度を、各種レベルごとに判定。

最終総合評価の結果は、中等度改善以上は初期投与群で53.3%、発症後投与群では6.7%で有意差が認められました。
また、試験終了時に実施したアンケート調査では、全体として初期投与群においては、「非常に良くなった」および「良くなった」が53.3%であり、特に発症前からの甜茶飲料の摂取は、花粉症の症状改善に有用であることが示されました。


(出典:「スギ花粉症に対する甜茶飲料の臨床的検討」鵜飼幸太郎、坂倉康夫ほか、1999)
※文献・図解参考

2位 ルイボスティー

◎特徴:

日本でも有名なルイボスティー。ルイボスは南アフリカのセダルバーグ山脈地方の高地のみに自生する針葉樹。昼夜の気温差30℃以上ある過酷な環境に耐えて育ちます。その葉から作られるお茶は、現地で「不老長寿のお茶」と言われています。

◎花粉症への有効成分:

ケルセチン

◎有効成分の作用:

花粉症の発症は、体内にアレルゲン(花粉)が侵入し、活性酸素やヒスタミンのようなアレルゲン原因物質が放出されることによって、鼻や喉などの粘膜にある受容体を刺激することで起こります。ルイボスティーに含まれるSODやケルセチンはそれらの分泌を抑制する働きがあるため、諸症状の緩和を期待できます。

◎研究データ:

・ルイボスティーの成分分析の結果、低分子の活性酸素過酸化脂質除去物質であるフラボノイドが100g中38㎎と非常に多く含まれていることが判明
・活性酸素O2とOHを発生させた試験管の中に、重量ごとにルイボスティー抽出物を添加した結果、O2とOHの量が有意に低下。(西ドイツ・ハフスティーンらの研究にて)
・花粉などのアレルギー物質を使って、好塩基球の細胞膜を刺激し、ヒスタミンを産生させた試験管に、ルイボスティーの量を増やしながら添加。結果、ルイボスティーの量に比例して、ヒスタミンが減少。
⇒活性酸素およびヒスタミンは花粉症のアレルギー反応を引き起こす原因となる物質であり、これらの活性を低下させたことから、ルイボスティーの花粉症への効果が示唆されました。

(出典:「ルイボスティーの薬理作用について」丹波耕三、2008)
※文献・図解参考

3位 赤シソ茶

◎特徴:

シソには赤ジソと青ジソがありますが、漢方ではより薬用として効果が高い赤ジソが使われ、お茶としても赤ジソの方が有効です。この赤ジソの成分を凝縮してお茶にした赤しそ茶はさっぱりとして飲みやすいお味です。

◎花粉症への有効成分:

ロズマリン酸、シアニジン、ルテオリン

◎有効成分の作用:

シソに含まれるポリフェノールの一種であるロズマリン酸、シアニジン、ルテオリンには、抗ヒスタミン成分が含まれており、花粉症の諸症状を緩和してくれます。特にロズマリン酸は、過剰な免疫反応を正常に戻す作用もあり、効果的です。

◎研究データ:

毎年花粉症の症状を呈する51人を対象に、赤シソ乾燥葉を90℃で1時間抽出し、濃縮した赤シソエキスパウダーを、1000mg投与群と600㎎投与群に分けて、それぞれ一日6錠又は10錠を三回に分けて摂取するよう指示しました。
各モニターはスギ花粉の飛散が始まった3月上旬より試験を開始、ヒノキ花粉の飛散の終了した4月下旬まで、毎日錠剤を摂取し、試験開始前、中間時期である4月上旬、試験終了時に採血を行い、それぞれの検査値や聞き取り調査によって評価。その結果、赤シソエキスパウダーは鼻づまり、鼻水、くしゃみなどの症状を軽減させる有意な結果が出ました。


(出典:日本食品化学学会誌Vol,5(2),239−243
「赤シソエキスの花粉症の症状に及ぼす影響」田村幸一、富裕孝)
※文献・図解参考

■花粉症に効果のあるその他のお茶

シジュウム茶
シジュウムは、南米に自生する樹木で、その葉は古くから先住民が「医者いらず」と呼んで愛用していたそう。シジュウムには、ポリフェノール類が豊富に含まれており、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンなどを強く抑制するとされていて、そのお茶は花粉症の症状を抑えてくれる効果があります。

ゲンノショウコ茶
便秘改善のお茶として知られるゲンノショウコ茶ですが、ゲンノショウコに含まれているフラボノイドの1種であるケルセチンには、抗炎症作用や免疫力強化作用があり、花粉症や鼻炎などのアレルギー症状をやわらげる効果があるとされています。

スギの葉茶
花粉症の原因となっているスギですが、実はお茶として適量を摂取することで、逆に、花粉症の症状を防いでくれる効果があります。スギに含まれるテレビン油は、スギに対する免疫反応を抑制する効果があり、減感作療法と呼ばれるもので、長く続けることで花粉症の反応が薄まることが期待されます。

カバノアナタケ茶
カバノアナタケは白樺などのカバノキ類の幹にできるキノコの一種。そのお茶には、ミネラル、βカロテン、ビタミンA、SODなどの、花粉症などのアレルギー症状を抑える栄養をたくさん含んでいます。ただし、アレルギー対策に必須のビタミンCと合わせて摂取することでさらに効果が高まります。

なた豆茶
なた豆茶に含まれる成分には、免疫力を高めて各種アレルギー反応を抑制する効果があることが分かっています。お茶で水分と合わせて全身の水分代謝を改善する働きがあるので、アレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑制するという効果を期待することができます。鼻水や眼の炎症が激しい方におすすめです。

ハトムギ茶
ハトムギにはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンや炎症物質を抑制するという働きにより、花粉症などのアレルギー症状の改善に役立ちます。さらに、肌の水分代謝やタンパク質代謝を活性化するという作用があるため、それとあわせて花粉症の症状を抑えるのに効果的なお茶です。

菊花茶
菊の花には目の機能維持や炎症抑制という働きがあるので、花粉症によって生じる目のかゆみや炎症などの症状改善に役立ちます。菊花茶にはクサンテノンやビタミンA・Eなどの目の機能維持、炎症抑制に役立つ成分が豊富に含有されていることが効果を高める要因となっており、花粉症におすすめのお茶です。

ペパーミント
ペパーミントに含まれるミントポリフェノールには、鼻の粘膜の腫れを抑制する作用があり、花粉症などのアレルギー症状を緩和するために有効な作用を持っています。ペパーミントにはストレス改善効果があるので、花粉症によるイライラや不眠などの改善にも役立ちます。

レモンバームティー
ヨーロッパでは昔から「長寿のハーブ」と呼ばれ愛飲されてきたレモンバーム。そのお茶に含まれる「ロズマリン酸」というポリフェノール化合物には、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの分泌を抑える働きがあります。飲み続けることで花粉症の症状を抑えてくれるでしょう。

カモミール
ヨーロッパでは古くから医療用ハーブとして使われてきたカモミール。カモミールを煮出したお茶に含まれる精油成分には、各種アレルギーによって生じる炎症反応を抑制するという働きがあります。また、各種アレルギー症状によるイライラや不快感などの神経症状の抑制に効果的です。

ネトル
ネトルはヨーロッパ原産のハーブですが、その繁殖力の強さから今日では世界中の至る所で見られます。ネトルに含まれている抗ヒスタミン成分には、花粉症などのアレルギー症状を和らげる効果があるといわれています。

アイブライト
アイブライトは、eye(目)bright(輝く)という名前からも分かるとおり、さまざまな「目」の症状に対して効能のあるハーブです。この目のハーブには抗炎症作用や収れん作用があり、花粉症による目のかゆみや鼻水などの症状にも有効なため、花粉症に悩んでいる人にはおすすめのお茶です。