セラミドは本当にアトピーにいいの?【3章-3】

お米 【第3章】アトピーを4大栄養成分で改善

セラミドとアトピーの関係

アトピーで、肌が乾燥して人が持つ肌を守る機能が低下している場合は、保湿対策をすることが必要になります。肌の保湿におすすめする栄養素がセラミドです。

  • セラミドは、肌のバリア機能を強化して乾燥を改善する
  • セラミドは、通常の食事では摂取しにくいが、サプリメントなら簡単に摂取できる

セラミドとは、人間の肌の一番外側の肌と肌の間に存在し、細胞や水分をつなぎとめている接着剤のような成分です。このセラミドがしっかりしていると、肌の表面を保湿し、さらに外部からの刺激(細菌や紫外線など)から肌を守る機能があります。しかし、肌が乾燥してセラミドが不足していると、肌を守る機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。すると肌が荒れたり乾燥したりするようになり、アトピーにつながる可能性がでてきます。そのため肌が乾燥している場合は、セラミドを摂取すうることで、簡単に肌の乾燥対策になり、アトピーの改善につながります。

実際に、アトピー患者にかかわる研究では、アトピー患者はセラミドが減少しており、不足していることが報告されているのです。

セラミドを含むアトピー対策の食品

セラミドとは、どのような食材に含まれているのでしょうか?セラミドが含まれている食材には、お米や小麦、牛乳やコーヒーなどがあります。これらのように、セラミドは多くの人が毎日口にしている食材に含まれています。では、1日に必要とされているセラミドの摂取量はどのくらいなのでしょうか?簡単に摂取できる量なのでしょうか?

表:1日に必要なセラミド摂取量
食材名 1日に必要な摂取量
白米 お椀25杯分
玄米 お椀10杯分
こんにゃく 半丁

参考文献:「セラミドスタイル 天然ヒト型セラミド専門店」
http://ceramide-style.com/about/food/

しかし実際の1日必要とされているセラミドの量は、お米の場合お茶碗25杯分とされています。毎食お茶碗1杯分食べたとしても、全く足りません。このことから、セラミドを毎日必要量摂取することは、とても難しいことだとわかります。

そのため、アトピー対策でセラミドを摂取したいと考えている場合は、セラミドが含まれているサプリメントを使用しましょう。サプリメントであれば、簡単にセラミドを必要量摂取することができます。

現在のサプリメントのセラミドの成分は、たとえば、次のような原料由来ものが流通しています。

  1. 稲(米)由来のセラミド
  2. トウモロコシ由来のセラミド
  3. こんにゃく由来のセラミド

比較的、人気があり、また臨床試験などでも高い効能データが発表されているのは稲(米)由来のセラミドです。もちろん、他のセラミドもおススメできないわけでありません。稲や米は日本人にとって身近で昔から摂取し、様々な栄養を吸収してきた安心の食物であることも一つの大きな理由かもしれません。

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