食品由来の栄養成分の補給の総まとめとして、第5章-3では、「控えた方がよい食品」と「まとめ」をご説明します。最後に、これまでのおさらいをしています。

控えた方がよい食品「酸っぱい物」「辛い物」「塩分の多い物」「過剰水分」

頻尿・夜間頻尿・尿漏れなどの尿トラブルで悩んでいる方が控えた方がよいのは、「酸味の強い食品」です。膀胱に刺激が行き届く為、辛い物が好きな方はなるべく刺激物の摂取は控えるようにしてください。からし、唐辛子、わさびなどの香辛料の他、レモン、グレープフルーツなども対象です。
また、塩分が多いと喉が渇くため水分摂取も過剰となります水分摂取が多いとその分多尿となるので頻尿になるリスクが高まります。食事は薄味にして水分は飲みすぎないようにしましょう。

控えた方がよい食品

①酸味の強い食べ物 (レモン、グレープフルーツなど)

②辛い食べ物 (からし、唐辛子、わさびなどの香辛料など)

③塩分が多い食べ物 (スナック菓子、加工食品など)

④多量の水分

【栄養改善のまとめ】栄養成分が豊富!摂取すべき食品

頻尿・尿漏れや夜トイレに悩む方は、上記の「控えるべき食品」にも必要な時に注意をしつつ、これまでおススメしてきた栄養成分が豊富な食事を心がけましょう!
改めて、すでに紹介をしたヘポカボチャ」と「ノコギリヤシ」も、頻尿改善対策に良いと良く知られているもので、根拠となる臨床試験データが広く報告・公開されています。たとえばノコギリヤシ果実から抽出されたエキスが中高年男性に多い前立腺肥大を改善することが報告されています。
そして「とくに女性にオススメなのがカボチャの種子」です。ペポカボチャと呼ばれる薬用カボチャの種子から抽出したエキスは、尿道括約筋の働きを良くすることが報告されています。
また、亜鉛も排泄トラブルの原因となる男性ホルモンの産生を抑えるといわれ、ノコギリヤシと一緒に摂ることで相乗効果が期待されています。
その他によく知られている食品由来の有効な栄養成分としては、「シーベリー」、「GABA」、「モリンガ」、「アキノワスレグサ」などです。
これらの「特におススメの栄養成分」については、その効率とコストの良さから、サプリメントでの摂取が推奨されます。

【特にオススメの栄養成分】 

ペポカボチャ、ノコギリヤシ、シーベリー、GABA、アキノワスレグサ、モリンガ、亜鉛など。(次いで、マグネシウムなどのミネラル類やビタミン類など)

さらに、すぐに取り組める日常の食事では「野菜を食べる」ことを意識し、亜鉛をはじめマグネシウムなどのミネラル類や、ビタミン類を摂取すること、さらに夏野菜は体を冷やすので「温めて食べる」ことが推奨されます。

食事療法やサプリメントから頻尿・夜間頻尿・尿漏れを対策

これまで紹介してきたように、頻尿・夜間頻尿・尿漏れなどを対策するには、健康的な食事療法を心がけることが大事です。規則正しい生活を心がける事で、症状が軽くなる場合もあります。食事と合わせて、軽い運動と休息をしっかりとるようにすると、さらに良いですね。
寝ていても何度も起きてしまって辛い、身体的に辛いなどといった場合は、医師に相談し、早期の治療に取り組みましょう。
まずは自分の食事を見つめなおして、ストレスフリーな体を目指していきましょう!
とりわけ、「サプリメントの良さ」についても知っておきましょう。
とくに、医薬品と違い、完全に食品(栄養補助食品、健康補助食品)である観点から「安全性が高く」、人工製造または化学合成された医薬成分どころか、食品添加物すらもほとんどない(全くない)サプリメントや天然由来成分メインのサプリメントもあるいます。
「長期的に継続摂取をすることによって体の内側から改善していく」ための「食品由来」であるサプリメントは、体に優しいものです。だからこそ、最もおおススメとなります。
現実的に考えて、有効な成分を、「推奨量を加味して摂ること」、「バランスよく各成分を摂取すること」、「おいしく食べること」、「毎日の食事の他の栄養バランス」、「適切なタイミングで食べれること」「食べ過ぎないこと」、「多数の成分を取る場合のコストが高すぎないこと」というすべての観点から、サプリメントがもっとも優秀であり効率的になります。