検査と検尿で原因を知る

泌尿器科においては「検尿と検査」がとくに重視されています。採血などと異なり、身体を傷つけずにさまざまな角度から健康状態を知ることができるからです。血液が尿中に混入していないか、尿蛋白や尿糖、尿中ビリルビンなどの排出を確認できます
さらに尿を「遠心分離機」にかけて、沈殿物を顕微鏡で確認すると、上皮細胞、塩基、細胞などの輩出がないか確認することができるのです。これらの情報をもとに、頻尿や尿漏れなどの病気がないか確認をしています。
第4章では、医療現場の現在の手法と今後の課題について考察しています。

健康状態と持病

頻尿は様々な病気が原因となる事があります。自分では「持病とは関係ない」と思っていても、健康状態と密接に関わってくるのです。その中でも、高血圧、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、脳卒中、心不全、腎臓の病気などの場合は、まずはかかりつけ医に頻尿で困っている事を相談してください。
かかりつけ医が必要だと判断する場合、泌尿器科の専門医を紹介されます。

食事療法から頻尿対策セルフケア

頻尿・夜間頻尿・尿もれに効く食材の成分はすでに説明している亜鉛に加えて、マグネシウムもオススメです。マグネシウムは尿道括約筋などの筋肉の収縮を整える働きがあり、尿漏れを改善させる効果があります。
血行を促して頻尿を改善する栄養成分といわれ、古来より生薬として親しまれてきました。冷えからくる頻尿にも効果的です。
マグネシウムが多い食材

出所: HelCより抜粋。https://www.health.ne.jp/library/detail?slug=hcl_5000_w5000118&doorSlug=mineral

出所:マグネシウムとは?効果・摂取量・含まれる食品を丁寧に解説,H2株式会社www.health2sync.com/ja/company/blog/magnesium