さて、実際に「カフェインレス」「ノンカフェイン」と表記されるコーヒーは多くなったものの、イマイチ違いがわからない方も多いと思います。そこで、カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーについて説明！効果についてもご紹介します。

カフェインレス・ノンカフェインはカフェインが一切入っていないという認識が多いですが、実はカフェインの含有量によって定められています。「ノンカフェイン」はカフェインが一切入っていないのに対し、「カフェインレス」は微量含まれています。全国公正取引協議会連合会の定めた、カフェインを90%以上取り除いたものをカフェインレスコーヒーと定義しています。カフェインの除去は主に「水抽出法」もしくは「二酸化炭素抽出法」により、焙煎前のコーヒー豆いわゆる生豆の段階で行われます。一般的な水抽出法は、香りや味が抜けてしまうことが懸念され、近年では豆に負担がかかりにくい二酸化炭素抽出法が採用されています。

カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーは一概にカフェインが一切入っていないとはいえないので、特に妊娠中や授乳中の方は注意して選ぶようにしましょう。

カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーの違いについてわかったところで、それぞれの効果についてご紹介したいと思います。メリット・デメリットを共に理解した上で、購入を検討してみてください。

◎メリット
・不眠改善が期待できる
朝の眠気覚ましにコーヒーを飲む方は多いと思います。なぜかというとカフェインは、脳内に存在する眠気のもと「アデノシン」をブロックする作用を持つからです。カフェインを摂取することで不眠症や疲れの元となることもあります。そういった悩みを持つ方は、寝る前でもokなカフェインレスもしくはノンカフェインの商品をおすすめします。

・妊娠中でも安心して飲める
妊娠中に人体に悪影響のないカフェイン摂取量は一日あたり300mgといわれています。大体マグカップ1〜2杯程度が目安ですが、提供されるコーヒーによってカフェイン量は異なるので、一概にも症状が現れないとは言い切れないのです。やはりカフェインレス、もしくはノンカフェインの擬似コーヒーが安心でしょう。カフェインの摂取量に特に気を遣っている方、はカフェインが一切入っていないノンカフェインを選ぶことをおすすめします。

・冷え性改善に効果的
カフェインが冷え性の原因となるといわれているのは、利尿作用が一つの理由です。体内から水分が抜けることにより体温が下がってしまう人間の体は、適度な水分量を好みます。利尿作用のあるカフェインを抑えることで冷え性の悩みも解決されるかもしれません。

・アンチエイジング効果
カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーはカフェインのみをカットし、コーヒーの苦味のもととなるクロロゲン酸はそのまま残ります。クロロゲン酸は皮膚を老化させる作用を阻止する働きを持ちます。そのため、カフェイン量が減ってもアンチエイジング効果を実感することができるのが特徴です。

◎デメリット
・購入場所が少ない
カフェイン入りのコーヒーと比べ、カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーの販売は少ないのが現実です。最近ではカフェインを含有しないコーヒーメニューの展開はされてきましたが、そういったお店を探すのにも一苦労・・・。確実に手に入れたい方はオンラインでの購入が手っ取り早いかもしれません。

・眠気覚ましの効果はない
眠気を感じる原因は脳内にあるアデノシンが働くからです。カフェインはそういった眠気の正体をブロックする働きをもちます。カフェインレスやノンカフェインの擬似コーヒーにはカフェイン含有量が少ないため物足りなく感じることもあるかもしれません。

・味が物足りないかも
カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーは、味はそのままでカフェインだけをカットしているため、カフェイン特有の味わいがなく物足りないと感じるかもしれません。とはいえ、擬似コーヒーの方が好きな人やそうでない方など、人によっての好みがあるので飲み比べてみるのもいいでしょう。

では、数多く売られているカフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーの中で自分に合った商品を選ぶ際のポイントをご紹介します。

◎カフェインレスかノンカフェインかで選ぶ
特に妊娠中の方はカフェインの摂取量を気にすると思います。カフェインを過剰に摂取することにより、めまいや震え、不安などの被害をもたらす可能性も。また過剰摂取により新生児が低体重となりやすいことから、健康に悪影響を与えることも想定されます。もともとカフェインが身体に合わない人もいるので、心配な方はカフェインが一切含有されていないノンカフェインの擬似コーヒーがおすすめです。

◎グルテンの有無で選ぶ
最近では「グルテンフリーダイエット」や「ノングルテン」といった言葉をよく耳にします。グルテンとは、小麦などの穀物から生成されるタンパク質のことを指し、さまざまな食品に使われています。ですが、今までに口にしたグルテンは体の中に蓄積され健康被害が生じることも・・・。グルテンを多く摂ることで、不眠や免疫力の低下などにつながるともいわれています。通常コーヒーにもグルテンは含まれていますが、グルテンフリーの擬似コーヒーももちろんあるので、お子様や妊婦さんなども安心して飲むことができますよ。

それでは、おすすめカフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーをご紹介します。ランキングは以下の基準に沿って三段階で評価しました（◯/△/×）。自分にぴったりのコーヒー粉を見つけちゃいましょう！

①安さ
カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーの安さを以下の3つに分けて評価しました。購入前に予算を決めておくとある程度絞りやすいですよ。
◯〜1,500円 / △〜2,000円 / ×円2,001〜

②無添加の是非
一部健康への影響が懸念される添加物の是非について評価しました。
◯是 / ×非

③グルテンフリーの是非
健康被害を及ぼす可能性のあるグルテン。心配な方はグルテンフリー商品を選ぶことをおすすめします。
◯是 / ×非

④認定の有無
サスティナビリティや生産者支援のを目的とし、各機関で定められた規定を通過した商品のみが称号を与えられます。「有機栽培コーヒー」「グッドインサイド」「バードフレンドリー」などが知られています。
◯有 / ×無

⑤ノンカフェインの是非
妊婦さんやお子さんでも安心して飲めるノンカフェイン。カフェインが一切入っていないため、安心してコーヒーを楽しめます。
◯是 / ×非

上の項目に加え、メーカー・産地・品種についても記載しております。ぜひ購入時の参考にしてくださいね。

それでは、カフェインレス・ノンカフェインの擬似コーヒーのおすすめTOP10をランキング形式でご紹介します。特徴の異なる商品を厳選したため、1〜16位まですべておすすめです。みなさんの探し求めていた商品と出会えることを願っています！