101-尿のトラブル 一人で抱え込まないで

尿のトラブル人口

多くの方が尿のトラブルで悩んでいる

突然ですが、みなさんは尿が漏れる、尿の回数が多い、夜に何度もトイレで目を覚ますなどの経験をしたことがありますか?

このような尿漏れ、頻尿、夜のトイレなどの尿のトラブルは、高齢の方の多くが経験したことがあるようです。

実は20代や30代の若い世代の女性でも、このような尿のトラブルを経験したことがある方が少なくないことをご存知ですか?

尿の漏れや頻尿、夜のトイレなどの尿トラブルは、年齢によるものではなく、何かの病気のサインになっていることがあります。

しかし、尿のトラブルは、恥ずかしさや認めたくないなどの感情によって、他の人に相談せず、そのままにしてしまう人も少なくありません。

高齢の方の場合、尿のトラブルが介護や寝たきりの生活の入り口と考え、家族などに話せないという方もいらっしゃるようです。

若い方で尿のトラブルを経験したことがないかたでも、自分の奥さんやおじいちゃん、おばあちゃんがあなたに迷惑をかけたくないという理由で、尿の漏れや多い回数、夜のトイレなどで悩んでいることを黙っているかもしれません。

そのため、多くの方が尿トラブルについて理解し、対策をしたり、自分の尿トラブルを隠したりせずに話したりすることが大切になります。

尿のトラブル人口

尿トラブルの対策・改善は生活習慣の見直しから

肥満や高血圧、糖尿病などは、生活習慣病と呼ばれています。

生活習慣病はそのままにしてしまうと、脳卒中や心筋梗塞などの原因になってしまうことがあります。

最近では、肥満などになると糖尿病や高血圧、脂質異常症などが合併して発症しやすく、動脈硬化を促進させやすくなってしまうことがわかりはじめています。

実は生活習慣病と尿トラブルには関連があり、生活習慣病の方は、尿トラブルに悩むことになりやすいことをご存知でしょうか?

生活習慣病になると、動脈硬化になりやすい状態になります。

動脈硬化が進むと、血液をサラサラにしたり、血栓や血圧などを調節する機能が低下し、尿トラブルになりやすいと考えられています。

実際に動脈硬化がある方で、尿トラブルに悩んでいるという方は多いようです。

さらに糖尿病や肥満がみられる方では、前立腺が大きい傾向があり、頻尿になりやすい(前立腺肥大症)とされています。

また、尿トラブルをそのままにしておくと、脳卒中や心筋梗塞を発症しやすいようです。

このように不規則な生活を続けていると、尿トラブルになりやすいため注意が必要です。

尿トラブルの原因となることがある生活習慣病は、不規則な食事や運動不足、過度のストレスや飲酒、喫煙などの悪い生活習慣を長期間続けると起こることがあります。 そのため、尿トラブルを抱えない為にも、普段から規則正しい生活をすることが大切です。

尿トラブルの対策・改善のための生活習慣

不規則な生活を続けていると、尿トラブルや生活習慣病などの原因になることがあります。

これらに悩ませられないためにも、以下のような規則正しい生活を心がけましょう。

バランスのとれた食事

高脂質、高タンパクばかりや、辛い物や刺激物ばかりの食生活は、前立腺を刺激し、尿トラブルになりやすくなるといわれています。

高脂質、高タンパクの食事になりやすい方は、野菜もしっかり食べるようにして、食事のバランスを意識してください。

一部の栄養が不足しているのならば、サプリメントの利用も便利です。

栄養のバランスに注意して、よく噛んで食事をしましょう。

適度な運動

運動を全くしないと、体内に余分な脂肪が溜まり、生活習慣病の原因になることがあります。

さらに、運動をしないと筋肉量や心肺機能などが低下するため、体力が減少したり、寝たきりにつながる場合があります。

今のうちから、体を動かすようにしましょう。

十分な睡眠

睡眠には、1日の身体の疲れを回復してくれる役割があります。

質の良い睡眠(十分な睡眠)をとると、体内のホルモンバランスが保たれやすくなるため、尿トラブルの対策にもなります。

夜はしっかり寝ましょう。

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