204-尿頻度のコントロールにおすすめの成分

頻繁に尿意がする原因

1日に8回以上尿をする症状を頻尿といいます。

頻尿の原因は人によって様々です。

前立腺肥大症過活動膀胱による排尿障害、膀胱内に細菌が入る膀胱炎のような炎症、子宮筋腫骨盤臓器脱などの子宮周りのトラブル、心因性頻尿などの自律神経の問題、水分の摂りすぎや体温の低下など、様々な原因があります。

水分の摂りすぎや体温の低下などが原因であれば、水分量を控える、体を温めるなどすることで改善が期待できます。

しかし、排尿障害や炎症、子宮筋腫などが原因の場合は、改善が期待できる成分を摂取しなければ、改善は期待できません。

頻尿の対策・改善が期待できる成分は、通常の食生活からでは摂取することが難しいですが、サプリメントなら簡単に摂取することができるためおすすめです。

頻尿におすすめの成分

ここでは、頻尿の対策・改善が期待できる成分の一部をご紹介します。

・亜鉛

前立腺肥大症の詳しい原因はよくわかっていませんが、男性ホルモンの増減が関係していると考えられています。

亜鉛不足になると男性ホルモンが正常に働かない為、前立腺肥大症になるようです。

そのため亜鉛を補給すると、男性ホルモンが正常に働くことが期待でき、頻尿の改善が期待できます。

・アキノワスレグサ

アキノワスレグサはクワンソウとも呼ばれていて、不眠症の改善が期待できる植物として知られています。

実は不眠以外にも、アキノワスレグサには自律神経を正常に保つためのサポートが期待できます。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つがバランスよく働くことで、尿は蓄え、排出されます。

しかし頻尿の方の中には、膀胱が排尿状態になりやすくなっている場合があります。

膀胱は交感神経が優位になると畜尿し、副交感神経が優位になると排尿します。

しかし自律神経のバランスが乱れ、副交感神経が優位の状態が長く続いてしまうと、頻尿になってしまいます。

このような場合は、アキノワスレグサなどの神経サポート成分を摂取すると、改善が期待できます。

・カボチャ種子エキス

様々なカボチャの中でも、尿トラブル対策成分としてよくサプリメントに使用されているのがペポカボチャと呼ばれるカボチャです。

ペポカボチャの種は、ヨーロッパなどの国では尿トラブル向けの薬にも使用されています。

植物ステロールやリグナンなどの成分が豊富に含まれており、これらの成分に、前立腺肥大症や過活動膀胱などの頻尿の原因となる症状を緩和する働きが期待できます。

・クランベリーエキス

北アメリカ原産のフルーツであるクランベリーを使用したエキスです。

クランベリーにはA型プロアントシアニジンという、抗菌効果が期待できる成分が含まれています。

この成分には、尿路感染や膀胱炎など対策・改善が期待できます。

男性よりも尿道が短く、尿路感染や膀胱炎などになりやすいといわれている女性におすすめの成分です。

・高麗人参

高麗人参には、自律神経や脳の興奮を整える働きが期待できるサポニンという成分が含まれています。

頻尿の原因の中には、自分の意思とは関係なく、脳が勝手に神経を通じて膀胱周りの筋肉を動かしてしまうことで尿意を感じてしまうことがあります。

サポニンは脳の興奮を鎮めて、正しい信号を神経が伝達できるようにサポートします。

・シーベリーエキス

グミ科の植物であるシーベリーから抽出したエキスです。

様々な尿トラブルの原因となっている、前立腺肥大症や過活動膀胱の改善が期待できる成分です。

実際に、シーベリーエキスのマウスやヒトの試験では、前立腺肥大や過活動膀胱の症状を抑えたり、改善したという結果が報告されています。

・ノコギリヤシエキス

尿トラブル向けのサプリメントの多くに使用されている成分の1つが、ノコギリヤシエキスです。

なぜならノコギリヤシエキスは、前立腺肥大症の対策・改善が期待できる成分だからです。

前立腺が肥大する要因の1つとして、男性ホルモンが酵素の働きで、過剰に作用することが考えられています。

ノコギリヤシはこの酵素の働きを抑制する働きが期待できます。

・ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用をもつ成分です。

膀胱が活発に活動して、1日に何回もトイレに行きたくなる過活動膀胱は、様々な尿トラブルの原因になっています。

近年の研究では、過活動膀胱の原因の1つに過剰な活性酵素による体の酸化があると考えられています。

そのため、活性酵素から体の器官を守る抗酸化作用のある成分を摂取することで、頻尿対策・改善が期待できます。

・ボタンボウフウ

屋久島産などの、イソサミジンという成分が含まれているボタンボウフウには、頻尿の対策・改善が期待できます。

イソサミジンは、膀胱の過剰な収縮の改善が期待できる成分です。

そのため、過活動膀胱などの頻尿の対策・改善が期待できます。

・リコピン

トマトなどに含まれているリコピンという成分には、抗酸化作用や抗ガン効果が期待できます。

前立腺に影響を与える症状に、前立腺がんがあります。

これは進行すると膀胱や尿道を圧迫して、頻尿の原因になる場合があります。

そのためトマトなどの野菜からリコピンを摂取して、前立腺がん対策をしましょう。

twitter line facebook hatena