食材選びで変わる、コラーゲンの効果【2章-2】

コラーゲン食材選びアイキャッチ202 Chapter 2 おすすめのコラーゲン食材

食材に含まれるコラーゲンにも種類がある

ランキングを見ていただくと分かる通り、コラーゲンを多く含む食材は、肉や魚など、たんぱく質を多く含む動物たちから摂ることができます。
また、そのなかでもコラーゲンの種類は、動物の肉や内臓などに含まれる「動物性コラーゲン」と、魚の皮やうろこなどに含まれる「海洋性コラーゲン」に分かれ、それぞれに特徴を持っています。

2種類の食材に含まれるコラーゲンの特徴

動物性コラーゲンは、人のアミノ酸の構造に近いという特徴と、比較的安価で手に入りやすいというメリットがあります。一方、脂質が多いため純度が低く、体内に吸収されるために必要な温度が35~40度と高めです。吸収に時間がかかる、また高カロリーになりやすいというデメリットもあります。

海洋性コラーゲンは、体内に吸収されるために必要な温度が15度ほどであるため、体内で効率よく吸収されやすいといわれています。また、脂質が少ないため純度が高く、動物性に比べて低カロリーです。
ただ、コラーゲンを多く含む魚類は高価な食材も多いので、毎日手軽に食べるというわけにはいかない、というのがデメリットです。

2つの代表的なコラーゲン食材例

それぞれの代表的なコラーゲンの食材の例を見てみましょう。

動物性コラーゲンを多く含む食材

牛スジ、牛タン、牛すね肉、スペアリブ
豚足、豚バラ肉、豚レバー、豚白モツ
鶏の皮、軟骨、砂肝、手羽先、鶏モモ など

海洋性コラーゲンを多く含む食材

フカヒレ、ウナギ、カレイ、シシャモ、
アジ、イワシ、エビ、イカ、タコ、
ナマコ、アナゴ、アンコウなど

動物性コラーゲンと海洋性コラーゲンのそれぞれ特徴を理解した上で、普段食べる食材からも良質なコラーゲンを摂取できるといいですね。

(レシピコラム)コラーゲンの多い食べ物を活用したレシピ<2>

あなごの茶巾寿司

摂取できるコラーゲン1人4.6g
材料 分量(2人分)
焼あなご 100g
きゅうり 1/2本
少々
ガリしょうが 20g
みつば 少々
(酢飯)
  こめ 1カップ
  酒 大さじ1
  こんぶ 少々
(合わせ酢)
  酢 大さじ1
  レモン果汁 大さじ2/3
  砂糖 大さじ1
  塩 小さじ1/2
鶏卵 2個
シートゼラチン 2枚

【作り方】

  1. あなごを一口大に切る。きゅうりを薄い輪切りにして、塩もみをして水気を絞っておく。ガリしょうがを千切りにする。みつばは根を切り、湯をかけてしんなりさせておく。
  2. 酢飯を作る。酒とこんぶを入れて炊いたご飯に、合わせ酢を回し入れ、切るように混ぜて冷めたら1)を混ぜ合わせる。
  3. 薄焼き卵の上にシートゼラチンを載せ、小さめのこぶし大に握ったご飯を包む。みつばで縛り、茶巾を作る。

完成!

トップへ戻る