ジャズピアノのアルバム【人気10選】おすすめランキング!

Jazz(ジャズ)と聞いて、あなたはどんな音楽を思い浮かべましたか? 「バーカウンターで流れるちょっと渋いかっこいい曲」「ウイスキーのCMで流れていた曲」といった、昔ながらのお酒や煙草の煙の似合いそうな音楽を思い浮かべた人、 「ブラスバンドやビッグバンドで賑やかに奏でるSwing」「ステージ上でサキソフォンの人が立ち上がってソロを吹く曲」といった、ライブシーンを思い浮かべた人。 色々なシチュエーションでのジャズを思い浮かべら

2024-03-03 09:28:41更新

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まずはジャズピアノから聴いてみよう!

入門編にはジャズピアノがおすすめ!
「ジャズが何かわからないけど聴いてみたい」という初心者のあなた。
ぜひ、ジャズピアノの曲を聴いてみて下さい。

ピアノをおすすめする理由
ピアノという楽器は、オーケストラに登場するすべての楽器の高音から低音まで奏でることのできる88の鍵盤を持っています。その特性上、ピアノ一台だけでも演奏でき、また他の楽器の伴奏としてバンド内で演奏することもできます。

簡単に言うと「ソロでもトリオアンサンブルでも曲になる楽器」ということです。
そういうわけで、ピアノはあらゆるシーンで大活躍。レパートリーも豊富。

もちろん、ジャズといえばサックスやトランペットなどの華やかな楽器がクローズアップされがちですが、今回は「その楽器1つで成立する音楽が多い」ピアノの曲で、ざっくりと「ジャズってこんな感じ」を掴んで頂けたらと思います。


ピアノソロって?ピアノトリオって?
ところで、ジャズが初めての方の中には「ピアノソロ」や「ピアノトリオ」って何?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんね。

ソロ(solo)は「独奏」つまり、ピアニスト1人の演奏を意味します。トリオ(Trio)はイタリア語の「3」ですので、ピアニスト含め3人で演奏されるスタイルを指します。ジャズの場合はピアノ・ベース・ドラムの組み合わせが主流です。

以降、楽器が増えるごとに、4人=カルテット(qualtet)、5人=クインテット(quintet)と呼び名が変わります。このぐらいの規模がジャズでは人気です。もっともっと人数が増えて、ビッグバンドで演奏されるジャズもありますし、また、2人で演奏されるデュオ(duo)もあります。デュオはメロディ楽器と伴奏楽器という関係性ではなく、2つの拮抗する楽器での演奏スタイルを指します。

ピアノは、上記のすべての編成で演奏できるので、登場する割合が多いというわけです。
(もちろん、ピアノ無しのジャズもあります)

ジャズピアノが曲名よりプレイヤーで選ばれる理由

ジャズピアノに限らず、ジャズの曲を探していると、
「オスカーピーターソンの『酒とバラの日々』」「ナタリーコールの『アンフォゲッタブル』」など、「誰々の『〇〇(曲名)』」のような言い回しをよく見かけます。面白いのは、クラシック音楽の場合「誰々=作曲家」を指すのですが、ジャズの場合は「誰々=プレイヤー」を意味するのです。

これは、ジャズという演奏スタイルにその理由が隠されています。

譜面に書かれた音符を作曲者の指示通りに演奏し、きちんと再現することを前提に、プレイヤー独自の表現を求められるクラシック音楽。
それに対し、ジャズは、そもそも楽譜がほとんどありません

なぜ?

それは、元になるフレーズをプレイヤーがその場のアドリブで演奏し、徐々にその形を自由に変えながら曲を展開して行く演奏スタイルこそが「ジャズ」だからなのです。
その場で演奏するメンバーや聴衆の雰囲気、演奏した日にプレイヤーがどんな気分だったか、などでガラリと内容が変わったりするため、同じ演奏が2度と存在しないのがジャズの面白さと言えます。

同じプレイヤーが同じ曲を演奏したとしても、「〇〇年の~ライブでの収録」といった情報が書き添えられて、ファンは全ての演奏を聴きたくなってしまうのです。
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ジャズピアノアルバムの選び方

では結局、初めて聴く時にはどんな曲を選んだらよいのでしょうか?

◆スタンダードジャズを聴いてみる
簡単なお決まりのフレーズを、どんどん展開してゆく、というのがジャズのスタイルなので、まずはその「お決まりのフレーズ」というものを知らない場合は、「スタンダードジャズ」のナンバーを聴いてみることをお勧めします。

「なるほど、これが『枯葉』という曲なのね!」という感じで、まずは土台となるフレーズに馴染んでしまいましょう。その土台を分かって初めて、プレイヤーごとに異なるアレンジが楽しめるようになって来ますよ。

◆有名な曲のジャズアレンジを聴いてみる
また、もともと知っている曲を、ジャズピアニストがアレンジして演奏している曲を聴いてみるのも面白いと思います。クラシック曲のジャズアレンジは、小さいころクラシックピアノを習っていた人などには親しみやすく、興味深く鑑賞できるのではないでしょうか。

知っている曲の入ったアルバムは、別の曲もついつい聴いてしまって、いつの間にかたくさん曲を覚えて好きになっていたりしますよね。

◆その日の気分に合ったプレイリストを聴いてみる
もし、すでに登録している音楽のサブスクリプションサービスがあれば、曲名やプレイヤーにこだわらず、例えば「雨の夜に聴きたいジャズ」「朝のカフェで流れるジャズ」など、その時の気分に合ったプレイリストを選んで聴くのも良いですね。

いいなと思う曲があれば、その曲名やプレイヤーはチェックしておきましょう。新たな曲やプレイリストがおすすめされて行き、知らず知らずのうちに、馴染みの曲が増えて行きますよ。
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評価項目と基準:ジャズピアノのアルバム

【評価項目】
ジャズピアノアルバムおすすめランキングでは、以下の5点を評価項目としています。
①どこかで聴いたことがある…CMやドラマで流れていたり、ジャズではないけど有名曲であったりする
②ピアニストの人気度…そのピアニストの名前のアルバムや、その他作品(映画等)がある
③アルバムの手に入れやすさ…人気でリマスター版が販売されている・サブスクリプションサービスで聴ける
④価格…むやみにプレミア価格などになっていない
の観点で評価をしています。

【評価基準】
★★★…非常に当てはまる
★★☆…それなりに当てはまる
★☆☆…あまり当てはまらない

ジャズピアノ曲おすすめアルバムランキング10選

大変お待たせ致しました。ここから、ジャズピアノアルバムおすすめ10選をランキング形式でご紹介します。このたびピックアップした作品は、どの曲もなんとなく馴染みがあり、心地よく聴ける雰囲気の良いナンバーばかりです。

このランキングをきっかけに、お気に入りのピアニストに出会うことができるといいですね!

ランキング

第10位上原ひろみ「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番《悲愴》第2楽章」~VOICE~

画像元:Hiromi Uehara official site

評価:

3.5

今、日本人の若手女性人気ジャズピアニストといえば、彼女をおいて右に出る者は居ないと言って良いでしょう。高校生の時に巨匠チックコリアの目に止まり、彼の日本公演の際に、突然彼女を舞台に引っぱり上げ演奏させたというのは、ファンの間ではよく知られたエピソードです。オリジナル曲の人気が高い彼女ですが、2011年度のビルボード・ジャパン・ミュージック・アワードでJazz Albums of the Yearを受賞したこの「ヴォイス」というアルバムには、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」が収録されています。しっとりとしたジャズアレンジが魅力です。

どこかで聴いたことがある ★★☆
ピアニストの人気度 ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★☆
発売日 2011年3月16日(日)2011年6月7日(米)
レーベル Concord Records

参考価格:3,300円

第9位ハービー・ハンコック「処女航海」

画像元:Amazon

評価:

3.6

ハービーハンコックの代表作、処女航海(Maiden Voyage)は、ハンコック自身も一番のお気に入りととあるインタビューで述べた名作です。曲名と同じタイトルのこのアルバムは、海をテーマにして収録されたコンセプトアルバムです。まさに海にこぎ出でようとする光景が目に浮かぶような曲の始まりは、爽やかに穏やかに、聴く者をワクワクさせます。

どこかで聴いたことがある ★★☆
ピアニストの人気度 ★★☆
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★★
発売日 36257
レーベル Blue Note Records

参考価格:1,871円

第8位デイヴ・ブルーベック「テイクファイブ」 ~I Like Jazz: The Essence Of Dave Brubeck~

画像元:Amazon

評価:

3.9

アーティストよりも曲が有名と言ってしまうと、ファンに怒られてしまいそうですが、ブルーベックの「テイクファイブ」は、その曲名にもあるように、珍しい5/4拍子を刻むリズムセクションと、クールなサキソフォンのメロディで一躍有名になりました。もちろん日本でもこの曲は人気で、たびたびCMやドラマの挿入曲として登場します。80年代の某栄養ドリンクのCMに、エリートサラリーマンのかっこいい日常のBGMとしてクールに使われ、ジャズファン以外にも広く知られるきっかけとなりました。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★☆
価格 ★★☆
発売日 33518
レーベル Legacy/Columbia

参考価格:1,859円

第7位山下洋輔「ボレロ」 ~ラプソディ・イン・ブルー 山下洋輔×佐渡&シエナ~

画像元:Yosuke Yamashita Official Website

評価:

4

日本で「フリージャズ」というスタイルの頂点に居ると言っても過言ではない大御所アーティスト。形式・ジャンルにとらわれない演奏で、国内外のアーティストや、他ジャンルとのコラボレーションを成し遂げながら、現在も精力的な活動が続いています。スタンダードジャズもオリジナル曲も多くありますが、このたびご紹介する曲は、モーリス・ラヴェル「ボレロ」のカバー。山下洋輔スタイルのピアノソロで原曲のイメージをそのまま残しつつ、エネルギッシュな音使いとブルージーな雰囲気にアレンジされています。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★☆
発売日 41773
レーベル Avex Classics

参考価格:3,300円

第6位ビル・エヴァンス「ワルツフォーデビー」~GREATEST BILL EVANS~

画像元:Amazon

評価:

4.1

ビルエヴァンスのピアノが好きなジャズファンは本当に多いです。特に、おすすめしているアルバム内での「ワルツフォーデビー(Waltz for Debby)」は、ビルエヴァンストリオ伝説の3人での最後のテイクとなった、NYヴィレッジヴァンガードでの貴重なライブ演奏が収録されています。この曲は、幼い姪デビイのためにビルが作り、彼女のためによく演奏したとされますが、かわいらしいメロディが愛されて、カバーするミュージシャンは多く、日本でもカバー曲がCMでも流れていたので、聴いたことがある方は多いのではないでしょうか。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★☆
発売日 43691
レーベル ユニバーサルミュージック

参考価格:2,200円

第5位エロルガーナー「ミスティ」 ~Erroll Garner Plays Misty~

画像元:Amazon

評価:

4.4

エロルガーナーは生涯楽譜が読めなかったと言われています。それでも、ゆったりとした独特の奏法は、多くのファンを惹きつけてやまない魅力に溢れています。特に、代表作と言われる「ミスティ」は美しいメロディを持つ神秘的な名曲でしょう。ご紹介するアルバムに収録されているミスティは、作曲者でもあるエロルガーナー本人の演奏で1954年に初演された時の貴重な録音のリマスター版です。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★☆
価格 ★★★
発売日 42669
レーベル ユニバーサルミュージック

参考価格:1,650円

第4位デューク・エリントン「A列車で行こう」

画像元:Tower Records Online

評価:

4.5

デュークエリントンという名前を知らなくても「A列車で行こう」という曲名を知らない人はいないのではないでしょうか。20世紀ジャズの真の帝王とも呼ばれたエリントンは、歴史に残る曲をいくつも残しました。中でもこのA列車で行こうは、軽快で印象的なピアノのフレーズで始まる大ヒットスタンダードジャズの名曲です。今回は良く知られたエリントン楽団での演奏を収録したアルバムよりご紹介致します。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★☆
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★★
発売日 43285
レーベル BMG

参考価格:1,980円

第3位ジョージ・ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」

画像元:Amazon

評価:

4.6

オーケストラで演奏されるジャズ、クラシック畑の人もよく知っているジャズ、といった感じでしょうか。「ラプソディ・イン・ブルー」の「ブルー」は、ジャズ音階を表す、ブルーノートのブルーなのですが、クラシックならば「狂詩曲第何番、変ホ長調」とでもなったところをこのようなこじゃれたタイトルにできた辺りも、クラシックとジャズの融合させたシンフォニックジャズとして、高い評価を得られた一因でしょう。曲の途中から始まるピアノのソロが光る、ダイナミックな一曲です。バーンスタインのアルバムでお届けします。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★☆
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★★
発売日 43285
レーベル Deutsche Grammophon (DG)

参考価格:1,980円

第2位チック・コリア「スペイン」~light as a feather~

画像元:Amazon

評価:

4.8

ピアニストであり作曲家でもあるチックコリアは、様々なジャンルの曲を取り込んだ楽曲を作り、なおかつプレイする多彩なアーティストとして人気があります。ご紹介する「スペイン」の収録されている「light as a feather」は1972年に発表されました。「スペイン」は、クラシックファンの多いバロック音楽の「アランフェス協奏曲」をモチーフとして軽快にエネルギッシュに展開して行くラテンジャズの名曲です。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★★
発売日 42669
レーベル ユニバーサルミュージック

参考価格:1,650円

第1位オスカーピーターソン「我が心のジョージア」 ~Night Train~

画像元:Amazon

評価:

5

人気のジャズピアニストと聞かれて、この人の名前が出ないことはまず無いと言ってもいいでしょう。1962年録音オスカーピーターソン・トリオのアルバム「Night train(ナイトトレイン)」は、何度もリマスター版が再販される人気曲ロングセラーアルバムです。代表的な「Georogia on My Mind(我が心のジョージア)」は、後に歌詞が付けられて、人気のスタンダード曲として愛されています。アメリカ・ジョージア州の州歌としても、また日本では、缶コーヒーのCMソングに使われたことがあり、多くの人の耳馴染みの一曲となっています。

どこかで聴いたことがある ★★★
ピアニストの人気度 ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★★
価格 ★★★
発売日 42550
レーベル ユニバーサルミュージック

参考価格:1,650円

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商品比較

商品名 第1位

オスカーピーターソン「我が心のジョージア」 ~Night Train~

第2位

チック・コリア「スペイン」~light as a feather~

第3位

ジョージ・ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」

第4位

デューク・エリントン「A列車で行こう」

第5位

エロルガーナー「ミスティ」 ~Erroll Garner Plays Misty~

第6位

ビル・エヴァンス「ワルツフォーデビー」~GREATEST BILL EVANS~

第7位

山下洋輔「ボレロ」 ~ラプソディ・イン・ブルー 山下洋輔×佐渡&シエナ~

第8位

デイヴ・ブルーベック「テイクファイブ」 ~I Like Jazz: The Essence Of Dave Brubeck~

第9位

ハービー・ハンコック「処女航海」

第10位

上原ひろみ「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番《悲愴》第2楽章」~VOICE~

商品画像
評価

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どこかで聴いたことがある ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★☆ ★★☆
ピアニストの人気度 ★★★ ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★☆ ★★★
アルバムの手に入れやすさ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★☆ ★★★ ★★★ ★★☆ ★★★ ★★★
価格 ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★★ ★★☆
発売日 42550 42669 43285 43285 42669 43691 41773 33518 36257 2011年3月16日(日)2011年6月7日(米)
レーベル ユニバーサルミュージック ユニバーサルミュージック Deutsche Grammophon (DG) BMG ユニバーサルミュージック ユニバーサルミュージック Avex Classics Legacy/Columbia Blue Note Records Concord Records
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